企業情報

ODK技術研究センター

リサイクル技術の開発を目指して、挑戦を続けています。
所在地〒758-0011
山口県萩市椿東中の倉2233番地
電話/FAX0838-26-3252
業務内容フライアッシュを主原料としたセラミック製品の製造・販売
建築用吸音材・屋上緑化用基盤材・水質浄化材の研究・開発
取扱製品多孔質セラミック吸音材「キュート萩」
屋上緑化用苔基盤材
ヒートアイランド用セラミック材
溶接用エンドタブ「メリタブ」
特殊セラミック
アクセス
MAP

大きな地図で見る


ODK技術開発センター
装置
このページのTOPへ

小田建設株式会社

「人に優しい・地球に優しい」それが小田建設のモットーです。
代表者代表取締役社長 小田和生
所在地〒759-3622
山口県阿武郡阿武町大字奈古2856-5
電話08388-2-2520(代)
FAX08388-2-2522
E-mailodakensetsu@haginet.ne.jp
URLhttp://oda-kensetsu.jp/
業務内容①土木建築工事一般
②セラミック製品の製造・販売並びに研究開発
④各種砕石の製造・販売
④貿易事業
資本金2,535万円
設備建設機械一式、砕石プラント及びリサイクルプラント
ODK技術研究センター
主要取引先山口県・阿武町・JR西日本 他
取引銀行日本政策金融公庫下関支店・山口銀行萩・阿武支店
萩信用金庫奈古支店
パートナー
企業
「キュート萩」販売・施工
八木惣株式会社
〒593-8322
大阪府堺市西区津久野町3丁28-10
TEL.(072)262-3838 FAX.(072)262-0203
八木惣株式会社
「蘇苔基盤庭(こけきばんにわ)」販売・施工
「キュート萩」販売・施工
株式会社八木萬
〒591-8041
大阪府堺市北区東雲東町3丁1番12号
TEL.(072)255-6643 FAX.(072)255-6644
株式会社八木萬
「メリタブ」販売
株式会社中村鉄工
〒758-0213
山口県萩市大字黒川字石田1127番地1
TEL.(0838)52-0129 FAX.(0838)52-0135
株式会社中村鉄工
アクセス
MAP

大きな地図で見る


小田建設株式会社(本社)


組織図
このページのTOPへ

プレスリリース

建材レポート  2006年2月号
石炭灰を再利用したセラミック吸音材

小田建設は石炭灰(フライアッシュ)をリサイクルした多孔質セラミック吸音板「キュート萩」の拡販を図る。低音域から中高音域まですぐれた吸音性能をもち、断熱性、耐火性、耐久性や意匠性にすぐれている。5~6年前から機械装置の騒音防止用や劇場・ホール、体育館などの音響設計用などを中心に、西日本地域主体に受注してきたが、認知度が高まり関東でも採用されるようになっている。このため施主・設計事務所・ゼネコンなどに対して、PRや設計折込み活動を強化することで受注を拡大していく。

低音域から高音域まですぐれる

キュート萩" 小田建設は山口県などを地盤に土木事業と砕石事業主体に手がけている。セラミック吸音材は既存事業とは異なるが、火力発電所から大量に排出される石炭灰に着目し、これを利用できないか、同社の技術開発部門であるODK技術研究センターが中心となって1998年に開発し、新規事業として立ち上げた。開発にあたっては山口県の補助を受けた。 「キュート萩」は火力発電所から排出される石炭灰(フライアッシュ)を再利用し主原料にした連続気孔を持つセラミック吸音材。製造方法は主原料のフライアッシュにパーライトやエスメント(高炉スラグ)、バインダーとして水ガラスなどを加えて混合し、ブロック状に成形してから1100℃で焼成して固める。パーライトが気孔を形成し全体積の約46%が微細な連通気気孔でできており、この連通気孔が吸音特性を発揮する。
製品の形状は板状タイプとレンガ状タイプの2種類を用意。板状タイプは300×300mm(実寸法297mm)で、厚さは20~50mmまで対応。レンガタイプは210×100×60mm,310×100×60mmの2種類。
同吸音材は低音域から高音域まで全音域ですぐれた吸音特性をもつ。残響室で測定した吸音率(日本建築総合研究所測定)は、厚さ100mmで背後空気層なしの場合、125Hz域で0.75、1000Hz域で0.85で、背後空気層なしの状態でも周波数が変化しても吸音率の増減がなく、一定して高い吸音効果をもつことが確認されている。従来の吸音材は高音域と低音域で吸音特性が大きく異なるものが多く、それぞれの特性にすぐれた吸音材を組み合わせて全体をカバーしているが、同社のセラミック吸音材は全音域ですぐれるので1種類で対応できる。特にホールなど音響室の残響音調整に適している。 そのほかキュート萩は高音焼成しているため耐火性が高く、断熱性(熱伝導率0.17W/mK)、調湿性などの機能もある。不燃性については国土交通大臣の不燃認定(NM-0387)を取得している。またリサイクル製品認定も受けている。カサ比重は0.8で比較的軽量で加工も容易にできる。セラミックのため意匠性もすぐれる。色は板状タイプ、レンガタイプとも自然色のベージュが標準色。受注によりカラー塗装も対応可能。

関東・中部地方にも販売拡大

セラミック吸音材「キュート萩」は1998年に開発したが、商品化して実際に販売を始めたのは2001年から。以来、機械装置の防音カバーや劇場・体育館などの音響設計用吸音材などとして採用されてきた。 用途としては工場などの機械装置の騒音防止用や、スタジオ・ホール、体育館などの音響設計用が中心で、件数では機械装置の騒音防止用が多い。工場内の作業性をよくするために音の発生する機械を囲って吸音・防音するもので、鉄板にセラミック吸音材を張り付けて遮音と吸音を同時に行うなど、現場の機械装置にあわせて個別に対応している。自動車のエンジンテストルームに採用された例もある。
音響設計用では、劇場・ホール、体育館などに採用され、件数は多くないが機械の騒音防止用に比べると規模が大きい。これまでの主な施工例としては、京都劇場(壁面)や神戸市立南部小学校の体育館、萩市ケーブルテレビのスタジオ、山口県阿武町宇田ふれあいセンターなどがある。また、個人のホームシアターやオーディオルーム、ピアノ室などの実績もある。そのほか2005年からディーゼル発電所の排気ダクトに採用された。 吸音特性と意匠性などが評価され防衛省の施設をはじめ、都内のTVスタジオにも採用された。昨今、中部地方で新規に受注するなど更なる拡販を目指している。
このページのTOPへ
お問合せメールによるお問合せ